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杉並に眠るインドの英雄

私は東京都杉並区の生まれです。30歳近くまで住んでいました。その杉並にある蓮光寺に、インド独立運動の英雄スバス・チャンドラ・ボースの遺骨が安置されていることを、最近知りました。

昭和20年8月18日、ソ連に向かうチャンドラ・ボースの搭乗機が台北で墜落し、その遺骨は日本に運ばれました。チャンドラ・ボース旗下のインド国民軍がインパール作戦に参加したことは周知のことです。連合軍占領下の日本で、その葬儀を引き受ける寺がなかった時、蓮光寺の二十九世潤乗院日輝師が葬儀を引き受け、以来この寺にボースの遺骨が安置されているのだそうです。

自分が生まれ育った地域に、インド独立運動の英雄が眠っていたと知り、驚きました。昨日、仕事の合間を見て、蓮光寺を訪ねてみました。蓮光寺は東京メトロ丸ノ内線の東高円寺駅から徒歩5分ほどのところにある小さな寺です。境内にはチャンドラ・ボースの銅像が建てられていて、ネールやガンディーが首相として来日した時に参拝したことが、銅像の後ろにある大理石の碑でわかります。プラサット大統領の名前もあります。パジパイ首相の言葉もヒンディー語で刻まれていました。

蓮光寺

ところで、私はNetflixをよく観ます。オリジナルドラマの質が高く、結構はまって観ています。『Master of None』(邦題マスター・オブ・ゼロ)は今のアメリカ社会を様々な視点から捉えた秀逸なドラマです。このドラマはインド系のアジズ・アンサリ氏が制作、脚本、主演の三役をこなしています。また、私の大好きなSF『スタートレック』の新シリーズ『ディスカバリー』には、インド系の役者が士官として登場します。私の記憶では、このシリーズにインド系の俳優がそれなりの存在感を持って登場したのは、劇場版の第一作目(1979年)以来です。その他にも、Netflixのドラマの中で、インド系の俳優をよく見かける気がするのです。世界規模でインドの存在が大きくなっているからなのでしょう。