交渉学は、問題解決のための対話の思想と技術の体系です。私たち人間は、生まれ育った環境により異なる文化的背景を持って生きています。人間が集まってできるグループ(企業や国家、民族など)は、言語や宗教、倫理観、価値観、利害が異なります。私たちがお互いの相違を認めることなく、自分の主張だけを貫こうすれば争いが生じます。人間の歴史はその繰り返しです。
交渉学が、対話によって目指す「賢明な合意」(Wise Agreement)とは、近江商人の「三方よし」の思想に近いものです。それは、「売り手」「買い手」「世間」の全てを満足させる合意を形成することです。自分が主張するだけでなく、相手の言い分もよく聞き、お互いにWIN-WINの関係を築き、同時にその関係が両者を取り巻く社会にも受け入れられるような対話をする、こうした理念とスキルを持つことで、私たちがよりよい未来を創る可能性が広がります。中学生、高校生の探究学習だけでなく、社会人の方にも役立ちます。
<逗子開成高等学校>
2019年6月17日(月)・24日(月)
逗子開成高校では、生徒がこれからの時代を生きていくために必要な思考方法やスキルに触れ、それを習得する機会を、様々な形で設けています。交渉学入門講座もその一つとして活用していただいています。高校1年生がペアを組み、体育館で模擬交渉を繰り広げました。好奇心旺盛な生徒の皆さんからの質問も活発でした。
積才房は、交渉学の基本的な考え方を中学生・高校生、社会人に知ってもらうための、交渉学入門講座をご提供します。
*代表社員の櫻井は、一般社団法人交渉学協会から、交渉学プラクティショナーの認定を受けています。
対象:中学生、高校生、社会人
活用案:
A.中学生・高校生の場合
B.社会人の場合
実施例:45~50分を4コマの場合
特徴:
・相手を理解しようとする気持ち
・傾聴力(相手の言葉をよく聞くこと、そのスキル)
・問いの立て方(相手に何を聞けばよいか)
関連サイト 一般社団法人交渉学協会(外部サイトへリンク)